10/01/08 Peaky SALTの始まり by ユウ

中学2年冬、隣のクラスだったキミとの出会いは未だ鮮明に脳裏に焼きついています。当時の彼は先輩とバンドを組んでいたこともあり、金髪で目つきが鋭く、近づくものには容赦なく噛み付き、「邪悪な小型犬」と呼ばれ周囲から恐れられていました。そんな彼が僕に近づいてきてこう言い放ったのです。

「おいお前ぇぇ、歌うたえるんだってぇ?今度テストするからなぁぁあ(白目で)」

あまりに突然で、あふれ出る恐怖を抑えながら返事をするのがやっとでしたが、今思えばそれがPeaky SALTの始まりでした。

  コセンともまた、中学からの同級生。だけど実際にバンドを組んだのは高3の文化祭からでした。当時僕は他バンドでのコセンのベースプレイとその立ち振る舞いに恋をしていて、「いつか彼のベースで歌えたら」という僕の気持ちを知ってか知らずか、キミ様はまたもや非人道的な方法でコセンを僕らのバンドに引きずり込んだのでした。アーメン。

  スヤマは「スーザン」という愛称で親しまれ、その脂肪分たっぷりな肉質から、災害時には非常食になるとかならないとか。高3の文化祭後、本格的にバンド活動していくにあたり固定のドラマーを探していたところ、2つ下に超重量級ヘビメタ(ヘビーメタボ)ドラマーがいるという噂を聞きつけた僕らは、ハンバーガー片手に近付いていき、一斉に取り囲み、見事スーザンの餌付けに成功したのでした。